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十七歳 ―――ガゼット様より

2007.06.06 (Wed)
十七歳

未練は無いと踏み込んだ女一人東京駅
もう疲れたの…生きてる意味が無いから

ずっと幸せな毎日 続くと思っていた
あたしの身体の中には あなたとよく似た此の子がいて
嬉しくて嬉しくてだけど解らないけど 涙が止まらなかった

あなたには不幸だったのですか?貴男には迷惑だったのですか?
だからあたしの事捨てて何も言わずに消えたんでしょ?
壁に掛かった花嫁衣裳とあの人を憎んだ一七歳の春
最後に見た後ろ姿が今でも目に焼き付いてて離れない。。。

「愛する事に疲れた。」って言葉もかわさず逃げたじゃない
あたしがどんな思いをして貴男を待ち続けたか。。。わかる?。。。
痛みがまた込み上げて 叫んでみても何も変わらず
あなたの影を引きずったまま

やがて生まれてくる此の子には辛い思いさせたくないの
ごめんね。あたしは母として やさしく抱き上げる事すら
思い出に泣いた十七歳の春 あの日には二度と帰れないのに
何処か心の奥の方で手を伸ばしてるあたしがいて
壁に掛かった花嫁衣裳をずっと。。。

まだ見ぬ此の子の泣き声と春を待つ。。。

ぁぁ・・・。
揺らめく春は散った。。。

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